ランドカジノがない日本でも気軽に楽しめると話題の「オンラインカジノ」。その中でもメインゲームのひとつである「ブラックジャック」の攻略方法をご紹介します。
賭け事の攻略には確率論が重要なキーワードになってきますが、ブラックジャックも例外ではありません。少しでも勝率を上げてゲームにトライしましょう!
ブラックジャックのルール
攻略方法をご紹介する前に、まずはブラックジャックの基本ルールをおさらいしておきましょう。
もうルールは完璧にマスターしているという方も、一応の確認として読んでみてくださいね。
数字の数え方
最初にブラックジャックにおけるトランプカードの数え方についてです。トランプカードにはA(エース)からK(キング)の13種類の数字が記載されています。
まず、2~10の数字は記載されているそのままの数字でカウントしていきます。J(ジャック)~K(キング)はいずれの数字も「10」としてカウントします。また、A(エース)は「1」または「11」として、状況に合わせて自分に有利な方の数字としてカウントできます。
手持ちの合計数が「21」に近い方が勝ち
ブラックジャックではプレイヤーとディーラーが実際に勝負します。そして手持ちの合計数が「21」により近い方が勝利となります。しかし、合計点が「21」を超えてしまうとその時点に「負け」になるので注意が必要です。つまり「21」を超えないように、かつ近づけられた方が勝ちです。
ブラックジャックでよく出てくる用語
ブラックジャックをプレイする上で必要最低限の覚えておくとよい「用語」についてお話します。プレイ中に声に出して言わなければならない単語もありますので、しっかり覚えておきましょう。
ブラックジャック
ゲームの始めにプレイヤーとディーラーへそれぞれ2枚のカードが配られます。この配られた2枚のカードのみでいきなり「21」を出すことを「ブラックジャック」と呼びます。
2枚のカードで作られた「21」は、3枚のカードで作る「21」よりも手札としては強いので、手札がブラックジャックになった時点でゲームの勝者は決定します。
手札の例としては「A」+「K」がブラックジャックに相当します。この場合の「A」は「11」としてカウントしています。
ちなみに、ディーラーに配られた手札は1枚のみ表に向けられて把握できます。
バースト
ブラックジャックにおけるバーストとは手持ちのカードの合計が「21」を超えることを言います。先ほども述べたように、「21」を超えた時点で負けが確定してしまいますので、バースト自体が負けを意味する言葉でもあります。
プッシュ
プッシュとはプレイヤーとディーラーの手持ちの合計が同じになった場合を言います。すなわちブラックジャックゲームにおける「引き分け」を意味します。引き分けになった場合は賭けたチップは戻されるようになっています。
スタンド
ブラックジャックでは最初に配られた2枚のカードの合計が「21」ではなくても、より近い数字であればカードを引く必要はありません。この2枚の手持ちカードそのままで勝負をすることを「スタンド」と呼びます。
ヒット
ブラックジャック2枚の手札が「21」よりも低いとき、さらにカードを引いて数を足すことができます。このカードを引くことを「プッシュ」と呼びます。引くカードの枚数に制限はありませんが「21」を超えるとバーストしてしまうので、超えないように気を付けなければなりません。
スプリット
「スプリット」とは配られたカードが同じ数字だった場合、先に賭けた金額と同額を上乗せして、それぞれのカードを別の手札としてプレイ進めるられるブラックジャックのオプションルールです。
手持ちを分けるというのは、一人で二人分のゲームができるということを意味しています。片方が負けても片方は勝つ可能性があるので、全体の勝率は悪くありません。
また、スプリットは数え数字が同じであればよいので「A・A」や「5・5」はもちろんのこと、「10・K」や「J・Q」もスプリットできます。
スプリットはあくまでブラックジャックのオプションルールなので、必ずしも適応する必要はありません。
ダブルダウン
「ダブルダウン」とは先に賭けた金額の2倍さらに賭けられる、スプリットと同じブラックジャック内での「オプションルールです。しかし、ダブルダウンするとヒットは一度しかできない制約あるので注意しましょう。
これらのオプションルールを上手く活用できると更にブラックジャックを攻略できるでしょう。
ブラックジャックの攻略には「ベーシックストラテジー」がカギ
ブラックジャックの攻略には「ベーシックストラテジー」という表が攻略において必須になります。
ベーシック=基礎、ストラテジー=戦略(攻略)を意味している言葉で、ブラックジャックの基礎となる考え方を把握することができます。具体的にどのようなものなのか見ていきましょう。
状況に合わせた理想的なアクションパターンを確率論的にまとめた攻略表
ベーシックストラテジーとは把握できるカードの状況から勝利する確率が高いアクション(スタンド・ヒット・スプリット・ダブルダウン)をまとめた攻略表を指します。数学的理論が集約された表といっても過言ではありません。ブラックジャックにおける「カンニングペーパー」ですね。
表の縦軸にはプレイヤーの2枚のカード、横軸にはディーラーのオープンカード(表になっているカード)のパターンが書かれています。そこに、今の状況を当てはめて交わる部分に書かれたアクションが、現時点で勝利する確率が高いアクションとなります。
ここで勘違いをしてはいけない点は「必ず勝利できる」アクションではないことです。あくまで勝利する「可能性が高い」アクションであることを忘れないようにしましょう。
ベーシックストラテジーには3種類のパターンがある
ストラテジー表にはプレイヤーの2枚カードによって3種類の表があります。
プレイヤーのカードが8以上17以下の「ハードハンド」の場合、Aと2~9いずれかのカードが手札にある「ソフトハンド」、2枚のカードが同じ数字の「スプリット」です。
ランドカジノでは残念ながらストラテジー表を持ち込めないので、攻略するには全て覚えるしかありません。
一方オンラインカジノでは相手の持ち物に条件などはありませんので、手元に表を置けます。その点、オンラインカジノでブラックジャックをプレイする方が初心者の方は攻略しやすいと言えます。
覚えてしまえば結果として攻略の条件は変わりません。
ベーシックストラテジーの使用例
ブラックジャックにおけるベーシックストラテジーが攻略するために、どのように役立つかおわかりいただけたところで、具体的な使い方をいくつか例を用いて確認してみましょう。
プレイヤーの手札が「10」と「3」だった場合
まずプレイヤーの手札が「10」と「3」であれば手札の合計は「13」となりますので、3 種類ある表のうちハードハンド表を使います。一部数列省略していますが、ハードハンドの表は以下のようになっています。
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ~ | A | |
8以下 | H | H | H | H | H | H | H | ~ | H |
9 | H | D | D | D | D | H | H | ~ | H |
10 | D | D | D | D | D | D | D | ~ | H |
11 | D | D | D | D | D | D | D | ~ | H |
~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ |
14 | S | S | S | S | S | H | H | ~ | H |
15 | S | S | S | S | S | H | H | ~ | H |
16 | S | S | S | S | S | H | H | ~ | H |
17以上 | S | S | S | S | S | S | S | ~ | S |
縦軸が「13」の列を確認すると選択される可能性のあるアクションは「ヒット(H)」または「スタンド(S)」になります。
ここで、攻略するために注目するべき点は横軸に当てはまるディーラーのオープンカードです。表からわかることはオープンカードが「2~6」の場合はスタンド、「7~10・A」ならばヒットするのが確率的には勝率が高いアクションということになります。
プレイヤーの手札がスプリットの場合
プレイヤーの手札が「A」2枚の場合はもちろんスプリット表を用います。縦軸のプレイヤーの「A」の列には、ディーラーがどのカードを持っていても「スプリット(P)」を行うことが推奨されています。確かに「A」は状況に合わせて「1」とも「11」ともカウントできる便利な数字です。
この場合、スプリットせずに「12」とカウントしてしまうと返って不利な状況になってしまいます。
ここで大切なのは必ずしもスプリットを行うことが自分にとって有利になるとは限らない点です。例えば「2~7」のスプリットではカードを分けることが逆に不利に働く可能性があります。ディーラーのオープンカードに応じて策を練ることがブラックジャックにおける攻略ポイントと言えます。
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ~ | A | |
2・2 | P | P | P | P | P | P | H | ~ | H |
3・3 | P | P | P | P | P | P | H | ~ | H |
4・4 | H | H | H | P | P | H | H | ~ | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | ~ | H |
~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ | ~ |
8・8 | P | P | P | P | P | P | P | ~ | P |
9・9 | P | P | P | P | P | S | P | ~ | S |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | ~ | S |
A・A | P | P | P | P | P | P | P | ~ | P |
ブラックジャックでは「カウンティング」という攻略方法もあります。カウンティングとは場に出たカードを覚えつつ、カードシュー(カードの山)に残っているカードの枚数を把握して引かれるカードを予測するという攻略方法です。
シューから出したカードは同じシューから二度登場することはありません。なので、ゲームを重ねる度に引かれるカードを絞れるのです。
しかし、この方法には条件があります。それはランドカジノまたはライブカジノで有効な点です。一般的なオンラインゲームではカードシューの概念がありません。何度で同じカードが出てくる可能性があります。
つまり、ランドカジノやライブカジノのようにカードシューにセットされたカードを順番に引いていかなければ、いくらカードを把握しても攻略はできません。また、ランドカジノではメモなどができないので、全て暗記する必要があるので記憶力も必要になります。
ベーシックストラテジーをマスターして、ギャンボラでプレイしよう!
いかがでしたでしょうか?
ブラックジャックのベーシックストラテジーを基に攻略法パターンをご紹介しました。オンラインカジノでは手元に表を置いても問題ありませんが、実際ゲーム中にその表をアウトプットするのは難しいです。しかしマスターすると、この表は必ず攻略のカギになります。
ぜひベーシックストラテジーを理解して、ギャンボラでブラックジャックを実際にプレイしてみてくださいね。